爪甲(ネイルプレート)とは?爪甲の特徴を知ってネイルケアに役立てよう

爪甲の基礎知識と部位の図解

インターネットでは、美容に関するネイルケアの情報は良く目にしますが、爪の機能に着目して爪の基礎知識や専門的な視点を教えてくれるところは、なかなかありません。

tsumeplusでは、スポーツと健康の爪ケア専門サロンとして、爪の機能と役割を中心に爪の構造や特徴を解説していきます。

今回は、「爪甲(そうこう)」の特徴を知って、日常のネイルケアに役立てましょう。

監修者・執筆者

爪甲(そうこう)= ネイルプレートとは?


爪甲の読みは「そうこう」と言い、一般的に「爪」と呼ばれている部分で、爪のピンクの部分の「爪床」と爪の先端の白い部分「爪先」を合わせた爪全体のことです。

爪甲は、英語では「nail plate:ネイルプレート」と言います。

爪甲の色は半透明ですが、ピンク色に見えるのは爪が皮膚とくっついている爪床を通る毛細血管の血液の色が透けて見えているためです。

爪甲の形は、ほぼ四角形で、指の先端から見ると少し凸状にアーチがかっています。この爪甲のアーチ構造は、爪にかかる外力を吸収し、爪甲の負担を軽減しています。

爪甲は、爪母にあるケラチノサイトから作られ、古い爪を押し出すように前に伸びてきます。

主成分は、髪の毛の組織と同じ、タンパク質の一種である硬ケラチンです。

ちなみに、中国語で「甲」とは鎧を意味する。爪が人間にとって重要な部位であることが分かる。

爪甲の特徴

爪甲の特徴を一覧表にまとめました。

成分たんぱく質(硬ケラチン)
厚み約0.3〜0.8mm
-男性:平均0.6mm
-女性:平均0.5mm
※年齢を重ねるほど、爪は厚くなります(個人差あり)
形状縦と横のアーチ状
薄い桜色
神経通っていない
作られる部位爪母(爪の根元)
伸びるスピード手の爪で一日に約0.1mm
足の爪で一日に約0.05mm
伸び方よく使う指がよく伸びる。一般的には人差し指、中指が速い
爪甲の性質

爪甲の解説

爪甲は硬くて白いから骨に近いと思われて、カルシウムでできているとよく誤解されるが、繊維タンパク質の一種のケラチンでできている。

ケラチンは、軟ケラチンと硬ケラチンに分けられます。爪は硬ケラチンでできており、軟ケラチンからできている髪の毛とは違う種類です。硬い軟らかいの違いは、アミノ酸の一種であるシスチンの含有によって変わります。爪はシスチンを多く含んでいる硬ケラチンからできているために硬くなります。

爪甲は根元から伸び、先端に向かって少しずつ移動します。

爪の厚みは約0.3〜0.8mmで、手の爪より足の爪の方が厚い。また個人差はありますが、一般的に女性より男性の方が厚く、子供より高齢の方ほど爪が厚くなっていきます。

爪が伸びるスピードは、手の爪で一日に約0.1mm、1ヶ月で約3mmほどです。足の爪の場合は、手の爪の半分程度で一日に約0.05mmとなります。

冬よりも夏の方が早く伸び、血行が良く、新陳代謝が高いと爪は伸びやすくなります。よく使う指は、指先の血行が刺激され血流が良くなるため新陳代謝が促され、爪は伸びやすくなるということです。

爪は呼吸をしていません。爪の表面からは常に水分が蒸発しています。

爪甲が透明なのは、爪床から絶えず水分を供給されているからです。爪先が白くなるのは、爪床から離れた爪甲が水分を受け取ることができないので、乾燥して白く見えています。

爪甲のネイルケア

爪甲は、細胞としては死んだ細胞です。その為、爪割れや欠け、亀裂、凹凸が生じた場合、その部分が治癒することはありません。ダメージを受けた状態を保持したまま爪先に向かって伸びていきます。

つまり、爪母で生まれた爪は、徐々に外的刺激を受けダメージを受けながら伸びているのです。皮膚のようにかさぶたができて自己治癒はできません。

また爪を知る上でとても重要なのは、爪甲には神経が通っていないことです。

「爪が痛い」という時は、爪甲が痛みを感じるのではなく、実際には爪甲と密着している爪床にある神経が痛みを感じているのです。これは爪に痛みや違和感を感じた時には、既に爪にはダメージがかかり、症状が進行してしまっている可能性が高いことを示します。

痛みを感じてから対処するのではなく、普段からネイルケアで爪の負担を軽減していくことが大切です。

そのためにはネイルエッセンスやネイルオイルで栄養と保湿を与えて、状態をキープし続けることが丈夫な爪を育てることが重要です。

爪甲のまとめ

爪甲は、スポーツや日常生活など人が動く上でとても大切な機能があります。

しかし、痛みを感じないというデメリットもあります。爪を健康で丈夫に育てていくには、爪にかかる負担を日常生活から最小限にとどめるように、保湿を中心としたネイルケアで保護しましょう。

爪の構造と各部位の名称・役割一覧

※順次、各部位の詳細ページを公開しています。

※これらの呼び方は、書物によって異なる場合があります。

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監修者・執筆者

大塚裕司
大塚裕司株式会社tsumeplus 代表取締役
マラソンで自身の膝トラブルの原因が爪にあることに気付き、爪に深い興味を抱く。
その後、3万の爪をケアしてきたネイルサロンオーナーを経て「爪と身体の関係」を研究。TOKYO2020オリンピックパラリンピック選手村でネイルケアを提供する。「爪と運動力学」を視点に独自の分析理論を持ち、国立大学と共同研究、元日本代表選手のサポート、メディアや講演等に出演し爪の重要性を啓発する。

・アスリートネイル協会 認定アドバイザー
・アスリートネイル協会 認定ネイルトレーナー
・爪切り指導士
・熱中症対策アドバイザー
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