ビーチバレー|山なりの ポーキーコブラ 鍵は爪|爪の見立てFile.62
写真から「なぜ、その爪の状態になったのか?」をスポーツ、健康、爪の機能の視点から考察して原因を分析し、カウンセリングと施術に活かす爪の見立て。
爪を観察すると、体に起きてる状況と変化が分かります。
同じ爪のトラブルを繰り返さない予防の観点からも、原因を考えることはとても大切です。
このページの内容
爪の見立て事例|20代・女性・ビーチバレー
今回は、20代・女性・ビーチバレーの手の爪を、アスリートネイルトレーナー 大塚裕司の見立てで紹介します。
ネイルケア施術前の爪の様子
ご来店された時は、下の写真のような手の爪の状態でした。
現状の爪の状態を知り、どうしてこのような爪になったのか?、またこの爪の状態を放っておくとどうなるのか?
そして、爪の状態を良くしていく具体的な方法について、爪の原因分析とネイルケアの提案をセットにして紹介します。
大塚裕司の爪の見立て(原因分析)と提案
体の使い方と爪の関係を解き明かす、tsumeplus代表の大塚です
今回の見立ては、ビーチバレーをしている20代女性の手の爪です。
親指の写真を見てください!
爪の大きさに左右差がありますね!
でも、爪だけではなく、手全体が右の方が鍛えらてるように見えます。
右利きなのでしょう!
ビーチバレーでは、特にアタックで利き手の役割は大きいですよね。
そんな観察を踏まえながら、爪の見立てをしていきましょう。
tsumeplusの爪の見立ては、現象を知って、原因を追究して、施術に生かす。
原因を特定するから、施術効率が高まります。
結果、お客様のお悩みを最短で解決しやすいので、施術者もお客様もダブルでハッピー
「いいな」と思ったら取り入れてみてくださいね!
さぁ、この爪はどんな状態でしょうか?
20代・女性・ビーチバレーの手爪の分析
全体的に乾燥が起因のささくれや二枚爪が見られますが、各指ごとに細かく分析していきます。
- 親指の中心部に横溝がある
- 爪の周囲にささくれが目立つ
- 薬指、小指はイエローラインが直線的
- 爪の先端には小さな二枚爪がたくさん
ビーチバレーの競技の特徴
次にビーチバレーは、一般的なバレーボールと違って、次のような特徴があります
- 砂浜でする
- 爪と指の間に砂が入りやすい
- ボールの内気圧は3割ほど低く若干柔らかい
- 指の背や爪の表面で打つポーキーショットがある
- 指の先端で打つコブラショットがある
この特徴から爪にどんな影響を及ぼすかを一緒に考えていきましょう
…と言いたいところですが、実は上記の「爪の状態」で挙げた❶〜❹のうち、ビーチバレーが原因でないものがひとつだけ混じっています。
ビーチバレーが競技特性と爪
一体どれでしょうか?
・・・
・・・・・
答えは「❶ 親指の中心部に横溝がある」ですね。
❷〜❹は、砂浜特有の日差しや輻射熱、砂と擦れることでの乾燥が爪に影響しますね!
では、❶の原因は何でしょうか?
おそらく、おしゃれのジェルネイルの痕跡。
爪が横方向に凹むのは、爪の根元で外力がかかった時にもなりますが、その場合はだいたい直線的に凹みます。
写真のように細い凹みが、キューティクルラインとも合致するように曲がることは、ほぼありません。
このことからも2〜3ヶ月前に、ジェルネイルを楽しまれたのでしょう!
競技でもプライベートでも自分の好きなデザインを身につけると気持ちが高まりますよね
さて本題に戻って、ビーチバレーと爪。
爪の状態❷〜❹について、もう少しボールから考えてみましょう!
ビーチバレーのボールと爪の関係
ボールが柔らかい
= インパクト(接触時間)が少し長い
= 指先がボールに若干めり込む
= 爪がボールに当たりやすい
…となります。
その結果、爪が少し長いだけでも、ボールと爪が引っかかり、爪を剥がす力がかかりやすくなりますね。
またビーチバレー特有のポーキーショットやコブラショットは、爪とボールがダイレクトに当たり負担が増します。
❸ 薬指、小指はイエローラインが直線的
❹ 爪の先端には小さな二枚爪がたくさん
…は、ボールとの接触に因果関係がありそうですね!
また砂浜で競うビーチバレーは、砂と爪にも爪を強く育てる上で見逃せないポイントがあります。
ビーチバレーで気を付けたい剥離のループ
砂が爪の間に入る
→ 爪先の白い部分が増える
→ ボールに引っかかりやすくなる
→ 爪先が剥がれやすくなる
→ (最初に戻って)砂が爪の間に入る
のループに気をつけましょう!
ビーチバレーの爪のケア
断ち切るには、爪の長さを整えることと、爪の保湿で少しでも剥離を予防することです。
また、発汗による熱中症にも注意です。
体の水分が失われると、肌や爪にも影響が出てきます!
体も爪も適切な水分補給で、好コンディションで勝利を掴みましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、大塚裕司の爪の見立てで20代・女性・ビーチバレーの手の爪を詳しく見てきました。
大塚裕司の爪の原因分析からネイルケアの提案をまとめると、次のようになります。
①現状の爪の状態
- 親指の中心部の横溝
- ささくれ
- 直線的なイエローライン
②爪の見立て(原因分析)
- ジェルネイルの跡
- 砂の混入による乾燥
- 指先プレーによる剥離
③爪のケア方法の提案
- 爪床(ピンクの部分)を大きく育てる
- 爪の保湿
自宅で1分の保湿ケア習慣で強い爪に!
「EMUCARE(エミュケア) 肌爪オイル」は、スポーツ選手やアスレチックトレーナーがクールダウンのマッサージで愛用するエミューオイルをベースに作られた、健康スポーツ専用の肌爪オイルです。
爪だけでなく、皮膚も含めた指先全体を整えるので、ホームコンディショニングにおすすめです
アスリートネイルトレーナーが爪のお悩みをカウンセリングします
今回は写真から「なぜ、その爪の状態になったのか?」をスポーツ、健康、爪の機能の視点から考察して原因を分析して、20代・女性・ビーチバレーの手の爪のネイルケアを紹介しました。
スポーツや健康視点で爪の機能性を発揮させることを考えると、おしゃれのネイルのように、ツヤツヤでキレイにしない理由が、ここにあります。
スポーツや健康面で「自分の爪の場合はどのようにしたらいいのか?」と爪でお悩みの方は、ぜひ下のボタンからご相談ください。
今回は写真から分かる情報でのネイルケアの方法でしたが、実際にアスリートネイルトレーナーがあなたの爪を見て、触って、丁寧にカウンセリングし、よりあなたに合った爪のお手入れをアドバイスさせていただきます。
今回紹介した爪を事例に、爪の専門家の別のネイルトレーナーが見立てた記事もあわせてよく読まれています。
爪の見立てFile.61〜63「20代・女性・ビーチバレー」
この事例の20代・女性・ビーチバレーの手の爪について、3人のネイルトレーナーがそれぞれの立場から考察しています。爪の見方を多角的に学んで、爪の見立ての精度を上げ、カウンセリングに活かしましょう。
監修者・執筆者
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マラソンで自身の膝トラブルの原因が爪にあることに気付き、爪に深い興味を抱く。
その後、3万の爪をケアしてきたネイルサロンオーナーを経て「爪と身体の関係」を研究。TOKYO2020オリンピックパラリンピック選手村でネイルケアを提供する。「爪と運動力学」を視点に独自の分析理論を持ち、国立大学と共同研究、元日本代表選手のサポート、メディアや講演等に出演し爪の重要性を啓発する。
・アスリートネイル協会 認定アドバイザー
・アスリートネイル協会 認定ネイルトレーナー
・爪切り指導士
・熱中症対策アドバイザー
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