ネイルケア 治療じゃないよ 予防だよ|爪の見立てFile.72
写真から「なぜ、その爪の状態になったのか?」をスポーツ、健康、爪の機能の視点から考察して原因を分析し、カウンセリングと施術に活かす爪の見立て。
爪を観察すると、体に起きてる状況と変化が分かります。
同じ爪のトラブルを繰り返さない予防の観点からも、原因を考えることはとても大切です。
このページの内容
爪の見立て事例|50代・女性・スポーツされていない方
今回は、50代・女性・スポーツされていない方の足の爪を、アスリートネイルトレーナー 西村静香の見立てで紹介します。
ネイルケア施術前の爪の様子
ご来店された時は、下の写真のような足の爪の状態でした。
現状の爪の状態を知り、どうしてこのような爪になったのか?、またこの爪の状態を放っておくとどうなるのか?
そして、爪の状態を良くしていく具体的な方法について、爪の原因分析とネイルケアの提案をセットにして紹介します。
西村静香の爪の見立て(原因分析)と提案
いつもありがとうございます!tsumeplus 西村です。
今日も一緒に爪の見立てをやっていきましょう。
「一緒になんでこうなった?」「どうすればいい?」と考えてくださったら嬉しいです!
足の親指の巻き爪の痛み
すでに痛みがある状態なので、ネイルサロンでご予約を受ける際には、
- 膿んでないか
- 血が出ていないか
を確認していきたいですね。
膿んでいたり、血が出ている場合は、皮膚科に相談後に来店をおすすめしましょう。
ネイルサロンのお客様で、まず皮膚科を受診いただく際には、
- 皮膚科では爪は切らずに膿だけ対処してほしい。
- 血が出ているので菌が入らないようにしたい。
などとお医者様に伝えてくださいね、とご案内すると良いです。
なぜかと言うと、ここだけのお話なのですが、相談をいただき皮膚科を案内後にご来店くださったお客様が、爪を斜めに切られていた(痛みを取り除くための処置)ことがありました。
巻き爪は斜めに切ると切り残しが残る場合が多く、しばらくすると痛みや膿を繰り返すことがあるので注意です。
(もちろんすべてのお医者様がそうではありませんし、お医者様は最善の処置をしてくださっています。)
ホチキス型の爪のケア
爪の写真を見て今回の爪はホチキス型と書きましたが、2〜5番はホチキス型で(親指が1番)親指は靴の先端が指を圧迫し、外側だけ巻いています。
親指の内側は2〜4番と同じでホチキス型です。
親指の痛みはこのままでは繰り返してしまうので、巻き爪のケアが良いと思います。
ただ外側だけ痛いので内側はカットのみ。
内側は、巻きを緩めるようなケアは必要ありませんよね。
前から見た写真を見ると、指の肉が壁になっているのが分かります。
テーピング等を使い、お肉をしっかり下げて爪の横溝まで確認しながら爪切りを行いましょう。
巻き爪を改善するには…
歩き方や靴など親指に痛みが出ている原因は分かりですが、これを改善するのが難しいです。
- 今正しく歩けているか?
- 正しい重心のかかり方は?
歩くことや足の専門家に相談してみるのもいいですよね。
- 正しい爪の切り方
- 正しい歩き方
- 正しい靴の選び方
なども爪のケアと一緒に学んでいきたいですね。
tsumeplusでもご紹介できるように頑張ります。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、西村静香の爪の見立てで50代・女性・スポーツされていない方の足の爪を詳しく見てきました。
西村静香の爪の原因分析からネイルケアの提案をまとめると、次のようになります。
①現状の爪の状態
- 親指の爪に痛みあり
- 爪が長い
- ホチキス型の爪
②爪の見立て(原因分析)
- 親指外側からの圧迫で痛み
- 外側からの圧迫で本来の幅が保たれていない
- ホチキス型で切りにくく長い
③爪のケア方法の提案
- 膿等なければネイルケアを受ける
- ホチキス型の爪の切り方を知る
- 外反母趾を専門家に相談する
自宅で1分の保湿ケア習慣で強い爪に!
「EMUCARE(エミュケア) 肌爪オイル」は、スポーツ選手やアスレチックトレーナーがクールダウンのマッサージで愛用するエミューオイルをベースに作られた、健康スポーツ専用の肌爪オイルです。
爪だけでなく、皮膚も含めた指先全体を整えるので、ホームコンディショニングにおすすめです
アスリートネイルトレーナーが爪のお悩みをカウンセリングします
今回は写真から「なぜ、その爪の状態になったのか?」をスポーツ、健康、爪の機能の視点から考察して原因を分析して、50代・女性・スポーツされていない方の足の爪のネイルケアを紹介しました。
スポーツや健康視点で爪の機能性を発揮させることを考えると、おしゃれのネイルのように、ツヤツヤでキレイにしない理由が、ここにあります。
スポーツや健康面で「自分の爪の場合はどのようにしたらいいのか?」と爪でお悩みの方は、ぜひ下のボタンからご相談ください。
今回は写真から分かる情報でのネイルケアの方法でしたが、実際にアスリートネイルトレーナーがあなたの爪を見て、触って、丁寧にカウンセリングし、よりあなたに合った爪のお手入れをアドバイスさせていただきます。
今回紹介した爪を事例に、爪の専門家の別のネイルトレーナーが見立てた記事もあわせてよく読まれています。
爪の見立てFile.70〜72「50代・女性・スポーツされていない方」
この事例の50代・女性・スポーツされていない方の足の爪について、3人のネイルトレーナーがそれぞれの立場から考察しています。爪の見方を多角的に学んで、爪の見立ての精度を上げ、カウンセリングに活かしましょう。
監修者・執筆者
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アスリートネイルトレーナーになってから、1番印象に残っているのは、当時爪割れに悩んでいた高校3年生野球部のピッチャーの男の子。爪のケアを続けていく内に「自己最速記録を投げることができた!」と報告してくれました。
しかしそれと同時に『もう少し早く知っていれば』との声を受け、もっといろんな方の力になりたいと決意し今に至ります。
その方に合ったケアを提供できるよう日々勉強を続け、技術、知識を更新しています。
爪のことは私にお任せください。
・アスリートネイル協会 認定アドバイザー
・アスリートネイル協会 認定ネイルトレーナー
・JNEC ネイリスト検定 1級
・JNA ジェルネイル検定 上級
・幼稚園教諭・保育士
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