爪は、体の使い方が9割|爪の見立てFile.23

爪は体の使い方が9割

写真から「なぜ、その爪の状態になったのか?」をスポーツ、健康、爪の機能の視点から考察して原因を分析し、カウンセリングと施術に活かす爪の見立て。

爪を観察すると、体に起きてる状況と変化が分かります。

同じ爪のトラブルを繰り返さない予防の観点からも、原因を考えることはとても大切です。

爪の見立て事例|40代・女性・オフィスワーカー

今回は、40代・女性のオフィスワーカーの足爪を、アスリートネイルトレーナー 大塚裕司の見立てで紹介します。

ネイルケア施術前の爪の様子

ご来店された時は、下の写真のような足爪の状態でした。

現状の爪の状態を知り、どうしてこのような爪になったのか?、またこの爪の状態を放っておくとどうなるのか?

そして、爪の状態を良くしていく具体的な方法について、爪の原因分析とネイルケアの提案をセットにして紹介します。

40代・女性・オフィスワーカーの施術前の爪の写真

大塚裕司の爪の見立て(原因分析)と提案

体の使い方と爪の関係を解き明かす、tsumeplus代表の大塚です。

今日もスポーツトレーナーに役立つ爪と体の関係を見ていきましょう!

上の画像はオフィスワーカーの女性。

なぜこんな爪になったのでしょう?

スポーツにも通ずるその原因を見立てていきます。

爪の状態を確認する

大きく爪が人差し指側に横向きに曲がってます。

爪が指の輪郭を超えて長さがあります。

また、人差し指とは違って親指の爪先は黄色っぽく見えることから、爪の厚さもあるだろうと推測できます。

このままでは、爪が切りにくい、歩きにくい、痛いの三拍子で、日々の生活パフォーマンスが下がってしまいます。

なぜこんな爪になったのでしょう?

原因は、大きく2つあると見立てられます。

一つは、骨格と爪の巻き方。

もう一つは、生活習慣と体の癖です。

①骨格と爪の巻き方

爪が横向きに曲がるには、親指のIP関節が人差し指側に曲がっていると、そうなりやすいと考えられています。

実際、写真からもそう見て取れます。

これは骨格と靴のサイズが合ってないことが原因と考えられます。

長時間パンプスを履いてると窮屈ですよね。

一見足の負担がなさそうなスニーカーでもサイズが合わない靴を履くと、足と爪はどんどん歪んでいきます。

その歪みの発生場所が、今回はIP関節だったので爪の変形でしたが、これがMP関節で曲がると外反母趾に!

靴のサイズは大きくても小さくてもNG!

注意したいポイントですね。

②生活習慣と癖

またオフィスワーカーですので、座位で仕事をしてる時間が長いのでしょう。

爪は、もともと何もしてなくても徐々に巻いてくる性質があります。

その巻きに対抗する力が、歩行時に足指からかかる床反力。

つまり、座る時間が長く、特に足がブラブラした状態だと巻き爪に対抗する力が弱くなるのです。

では、巻き爪と人差し指側への爪の曲がりはどう関係するのか?

写真の親指の爪をもう一度見てみましょう!

人差し指側の爪の端が、反対側と比べて深く食い込んで見えませんでしょうか?

食い込んでるということは、結論から言うと、爪の成長速度にブレーキをかけているようなものです。

人差し指がだけブレーキがかかるので、曲がってくるのもイメージできますよね?

車で片輪だけブレーキがかかってる感じです。

またこのブレーキが一因して、爪が分厚くなってると見立てられます。

この爪を良くする方法はあるのか?

もちろん、爪を良くする方法はあります。

​もしかしたらブレーキがかかってる人差し指側の爪の淵に角質などが溜まり、ブレーキ力を強めているかもしれません。

まずは、ネイルケアで爪の周囲をきれいにした上で、

  • 靴を見直す
  • 仕事中は足指のストレスがない室内履きを履く
  • 座位中、足指に気を止めて目視する
  • もし足指を立てる癖があるなら気付く→止めるを繰り返す
  • 仕事の小休憩で足指運動をする

…という行動が有効になります!

このように体のパフォーマンスを発揮するには、普段の生活からの土台づくりが必要!

それがコンディショニングに直結します

もし爪切りのやり方に困っているなら、アスリートネイルトレーナーにご相談ください。

また今回の事例について、もっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらからお問い合わせください。

あなたの爪ケアをアドバイスします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、大塚裕司の爪の見立てで40代・女性のオフィスワーカーの足爪を詳しく見てきました。

ネイルケア施術前後の写真

大塚裕司の爪の原因分析からネイルケアの提案をまとめると、次のようになります。

①現状の爪の状態

  • 曲がった親指の爪
  • 長さと分厚さがある

②爪の見立て(原因分析)

  • 骨の位置と爪の巻き方
  • 座位中にする体の癖

③爪のケア方法の提案

  • 室内履きの利用
  • 足指運動

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それだけでなく、爪自体にうるおいがあると爪の柔軟性が保たれるので、衝撃がかかっても爪がしなってくれて割れにくくい爪になります。

毎日寝る前に1回からでも爪の保湿をルーティーンにして、理想のプレーを叶えよう!

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アスリートネイルトレーナーが爪のお悩みをカウンセリングします

今回は写真から「なぜ、その爪の状態になったのか?」をスポーツ、健康、爪の機能の視点から考察して原因を分析して、40代・女性・オフィスワーカーの足爪のネイルケアを紹介しました。

スポーツや健康視点で爪の機能性を発揮させることを考えると、おしゃれのネイルのように、ツヤツヤでキレイにしない理由が、ここにあります。

スポーツや健康面で「自分の爪の場合はどのようにしたらいいのか?」と爪でお悩みの方は、ぜひ下のボタンからご相談ください。

今回は写真から分かる情報でのネイルケアの方法でしたが、実際にアスリートネイルトレーナーがあなたの爪を見て、触って、丁寧にカウンセリングし、よりあなたに合った爪のお手入れをアドバイスさせていただきます。


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爪の見立てFile.22〜24「40代・女性・オフィスワーカー」

オフィスでの事務仕事で見過ごされやすい、この事例の足爪について、3人のネイルトレーナーがそれぞれの立場から考察しています。


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監修者・執筆者

大塚裕司
大塚裕司株式会社tsumeplus 代表取締役
マラソンで自身の膝トラブルの原因が爪にあることに気付き、爪に深い興味を抱く。
その後、3万の爪をケアしてきたネイルサロンオーナーを経て「爪と身体の関係」を研究。TOKYO2020オリンピックパラリンピック選手村でネイルケアを提供する。「爪と運動力学」を視点に独自の分析理論を持ち、国立大学と共同研究、元日本代表選手のサポート、メディアや講演等に出演し爪の重要性を啓発する。

・アスリートネイル協会 認定アドバイザー
・アスリートネイル協会 認定ネイルトレーナー
・爪切り指導士
・熱中症対策アドバイザー
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