野球投手|投手によくある繰り返す爪の亀裂|爪の見立てFile.28
写真から「なぜ、その爪の状態になったのか?」をスポーツ、健康、爪の機能の視点から考察して原因を分析し、カウンセリングと施術に活かす爪の見立て。
爪を観察すると、体に起きてる状況と変化が分かります。
同じ爪のトラブルを繰り返さない予防の観点からも、原因を考えることはとても大切です。
このページの内容
爪の見立て事例|10代・男性・野球投手
今回は、10代・男性の野球投手の手の爪を、アスリートネイルトレーナー 木村春香の見立てで紹介します。
ネイルケア施術前の爪の様子
ご来店された時は、下の写真のような手の爪の状態でした。
現状の爪の状態を知り、どうしてこのような爪になったのか?、またこの爪の状態を放っておくとどうなるのか?
そして、爪の状態を良くしていく具体的な方法について、爪の原因分析とネイルケアの提案をセットにして紹介します。
木村春香の爪の見立て(原因分析)と提案
こんにちは!人の爪から動物の爪まで気になるtsumeplus 木村です。
ほとんどの動物に爪があります。
鳥は枝にとまったり獲物をとったりするためのためだったり、ナマケモノは木にぶら下がるためだったり、牛は体を支えるためのものだったり。
人の爪にも、それぞれ大事な役割があるから爪があるんです。
その大事な役割をしっかりと行えるように普段からコンディションを整えてあげることが大事です。
今回は、野球投手の爪です。
野球で爪の亀裂をなんとかするは対処法しかない!?
野球選手で多いご相談が、爪の亀裂です。
より速いボールを投げる為、様々なな変化球を投げる為、親指の位置をずらしたり人差し指にかけたり、中指にかけたり、浅く握ったり、深くだったりそれを使いわけ、投球されています。
投球時、ボールが手から離れる直前、指先から爪に圧をかけて投げる為、爪が耐えきれなくなりストレスポイントと呼ばれる爪のプレートに圧がかかりやすい場所に亀裂を起こしてしまいます。
野球は、爪を「道具」にしながらする競技です。
これが、亀裂を繰り返してしまう原因ですが、うまく付き合っていかなければいけませんね。
爪は爪母と呼ばれる爪の根元で作られ前に押し出されるように伸びていきます。
根元から指先まで大体、手で5ヶ月から6ヶ月かけて指先に伸びます。
残念なことに、もし爪が途中でダメージを受けてしまったら、どんなに良い薬を塗っても、栄養をたくさんとっても途中から厚くなったりダメージを回復して復活することはできないのです。
…ということは、一番に力をかけたい指先の爪が、そこまで伸びるのに5ヶ月かかっている一番負担が溜まってきてきた箇所ということになります。
それまでにどれだけのダメージを加えてきたのか、競技以外での生活でもなるべく負担かけないで爪に良いことを行ってきたのかがいかに大事になってくるのがおわかりになると思います。
野球選手からのよくある声で
- 「亀裂部分を瞬間接着剤を使ってなんとかしてきました」
- 「セルフネイルの道具を買ってとりあえずやってみました」
などのお声をいただくのですが、亀裂部分をなんとかするという方法は、対処でしかなく根本的な対策にはなっていないことが多いので、これからどうしていきたいのか‥ということもしっかり考えていただけたらなと思います。
繰り返さない為に、今日からできること、あります!
ご自身で分からない時は、爪の専門家のネイルトレーナーにぜひご相談ください。
そして、もし急にこのように爪が亀裂してしまった時の相談先を普段から見つけておくと、安心できると思います。
お近くにいるネイルトレーナーとぜひ連携をとって、トラブルを予防しながら競技を頑張っていただけたらと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、木村春香の爪の見立てで10代・男性の野球投手の手の爪を詳しく見てきました。
木村春香の爪の原因分析からネイルケアの提案をまとめると、次のようになります。
①現状の爪の状態
- ストレスポイントでの亀裂
②爪の見立て(原因分析)
- 野球は爪を「道具」にしながら行う競技
③爪のケア方法の提案
- 起きてから対処するではなく普段より爪の相談先となるネイルトレーナーを見つけておく
- ネイルトレーナーが行う亀裂補強と定期的なケア
自宅で1分の保湿ケア習慣で強い爪に!
「EMUCARE(エミュケア) 肌爪オイル」は、スポーツ選手やアスレチックトレーナーがクールダウンのマッサージで愛用するエミューオイルをベースに作られた、健康スポーツ専用の肌爪オイルです。
爪だけでなく、皮膚も含めた指先全体を整えるので、ホームコンディショニングにおすすめです
アスリートネイルトレーナーが爪のお悩みをカウンセリングします
今回は写真から「なぜ、その爪の状態になったのか?」をスポーツ、健康、爪の機能の視点から考察して原因を分析して、10代・男性・野球の手の爪のネイルケアを紹介しました。
スポーツや健康視点で爪の機能性を発揮させることを考えると、おしゃれのネイルのように、ツヤツヤでキレイにしない理由が、ここにあります。
スポーツや健康面で「自分の爪の場合はどのようにしたらいいのか?」と爪でお悩みの方は、ぜひ下のボタンからご相談ください。
今回は写真から分かる情報でのネイルケアの方法でしたが、実際にアスリートネイルトレーナーがあなたの爪を見て、触って、丁寧にカウンセリングし、よりあなたに合った爪のお手入れをアドバイスさせていただきます。
今回紹介した爪を事例に、爪の専門家の別のネイルトレーナーが見立てた記事もあわせてよく読まれています。
爪の見立てFile.28〜30「10代・男性・野球」
この事例の野球の手の爪について、3人のネイルトレーナーがそれぞれの立場から考察しています。爪の見方を多角的に学んで、爪の見立ての精度を上げ、カウンセリングに活かしましょう。
監修者・執筆者
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『爪ストレスをゼロに…』
自爪を健康に導くエキスパートとして、一人ひとりのお悩みを丁寧にヒアリングし、選手に寄り添い、指先のベストを育て上げるカウンセリング力とサポート力に定評あり。
関東を中心に、ランナー、野球、バドミントンなど様々な競技のプロ選手や学生、一般の方の爪のサポート。
2021年の活動では、パラリンピック日本代表車椅子バスケの選手を担当など。その他、オンライン講座などで爪講座の専門家としても活動中。
・アスリートネイル協会 認定アドバイザー
・アスリートネイル協会 認定ネイルトレーナー
・スポーツシューフィッターアドバンス
・JNEC ネイリスト検定1級
・JNA ジェル検定上級
・ネイルサロン 衛生管理士
・巻き爪矯正 B/S ブレイス QUICK
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