見た目では 一見平気 でも痛い|爪の見立てFile.64
写真から「なぜ、その爪の状態になったのか?」をスポーツ、健康、爪の機能の視点から考察して原因を分析し、カウンセリングと施術に活かす爪の見立て。
爪を観察すると、体に起きてる状況と変化が分かります。
同じ爪のトラブルを繰り返さない予防の観点からも、原因を考えることはとても大切です。
このページの内容
爪の見立て事例|20代・女性
今回は、20代・女性・スポーツをされていない方の足の爪を、アスリートネイルトレーナー 木村春香の見立てで紹介します。
ネイルケア施術前の爪の様子
ご来店された時は、下の写真のような足の爪の状態でした。
現状の爪の状態を知り、どうしてこのような爪になったのか?、またこの爪の状態を放っておくとどうなるのか?
そして、爪の状態を良くしていく具体的な方法について、爪の原因分析とネイルケアの提案をセットにして紹介します。
木村春香の爪の見立て(原因分析)と提案
こんにちは!人の爪から動物の爪まで気になる、tsumeplus 木村です。
20代の女性の爪です。
親指が痛いとのことで来店されました。
写真だけで爪に起きた原因を探る爪の見立て!
爪を観察すると、体に起きてる状況と変化が分かります。
皆様は、この方の爪で気になるところはありますか?
私がまず気になるところは、爪の切り方です。
この方の爪の切り方を見ると、ザクザクとただ長さが短くなればという印象で角の処理などしていらっしゃらないように思います。
もしかしたらその角が皮膚にあたってしまっているかもしれません。
角に注意するだけで痛みがなくなるかもしれません。
そして、次に気になる点は、フリーエッジの長さです。
フリーエッジとは、爪が皮膚から離れてしまった部分をさし、爪が白く見える部分のことです。
この方は、爪の長さに対してピンクのベッド部分が短く、皮膚と離れてしまった白い部分が長いです。
このフリーエッジは、皮膚からの汗などの水分を受け取れず、乾燥した状態になります。
乾燥すると爪が収縮してしまうので食い込みにつながります。
そのため、乾燥防止のためのセルフケアに取り組んでいただきたいです。
適正な長さに切っているつもりでも、このピンクのベッドの長さとフリーエッジが長いのでは、状況が変わります。
ではなぜ、このように皮膚と爪がつかずに離れてしまっているのか?
その原因にも迫ってみたいと思います。
よくある原因として、合わない靴を履いていることがあげられます。
小さめな靴を履いていてもゆったりした大きな靴を履いていてもトラブルは起こります。
そして、第二趾側の爪周りの皮膚が赤く見えますね。
右側の写真を見るとわかるのですが、第二趾から指が浮いてしまっているのがわかります。
立った状態で、どのような指使いになるのかも見たいところですが、第二趾からちゃんと指が使えていないことで親指の負担が大きいと考えられます。
私は、初めてのお客様には、足の指の使い方も施術前に拝見させていただくことがありますが、伸びたからただ切れば良いのではなく、その方に合わせた爪切りをすることが必要です。
普段の生活を想像して、施術することがその後健やかにお過ごしいただける為の大事なことですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、木村春香の爪の見立てで20代・女性・スポーツをしていない方の足の爪を詳しく見てきました。
木村春香の爪の原因分析からネイルケアの提案をまとめると、次のようになります。
①現状の爪の状態
- ピンクのベッドの部分が短い
- 親指の爪周り、インサイド部分が赤い
- 浮き指
②爪の見立て(原因分析)
- 爪の切り方が適切でない
- 合わない靴を履いている
- 爪の長さがこれでもまだ短いため、皮膚に食い込んでいる
③爪のケア方法の提案
- 爪の切り方の長さの見直し
- 靴の見直し
- ピンクのベッド部分を育てる
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爪だけでなく、皮膚も含めた指先全体を整えるので、ホームコンディショニングにおすすめです
アスリートネイルトレーナーが爪のお悩みをカウンセリングします
今回は写真から「なぜ、その爪の状態になったのか?」をスポーツ、健康、爪の機能の視点から考察して原因を分析して、20代・女性・スポーツをしていない方の足の爪のネイルケアを紹介しました。
スポーツや健康視点で爪の機能性を発揮させることを考えると、おしゃれのネイルのように、ツヤツヤでキレイにしない理由が、ここにあります。
スポーツや健康面で「自分の爪の場合はどのようにしたらいいのか?」と爪でお悩みの方は、ぜひ下のボタンからご相談ください。
今回は写真から分かる情報でのネイルケアの方法でしたが、実際にアスリートネイルトレーナーがあなたの爪を見て、触って、丁寧にカウンセリングし、よりあなたに合った爪のお手入れをアドバイスさせていただきます。
今回紹介した爪を事例に、爪の専門家の別のネイルトレーナーが見立てた記事もあわせてよく読まれています。
爪の見立てFile.64〜66「20代・女性・スポーツなし」
この事例の20代・女性・スポーツをされていない方の足の爪について、3人のネイルトレーナーがそれぞれの立場から考察しています。爪の見方を多角的に学んで、爪の見立ての精度を上げ、カウンセリングに活かしましょう。
監修者・執筆者
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『爪ストレスをゼロに…』
自爪を健康に導くエキスパートとして、一人ひとりのお悩みを丁寧にヒアリングし、選手に寄り添い、指先のベストを育て上げるカウンセリング力とサポート力に定評あり。
関東を中心に、ランナー、野球、バドミントンなど様々な競技のプロ選手や学生、一般の方の爪のサポート。
2021年の活動では、パラリンピック日本代表車椅子バスケの選手を担当など。その他、オンライン講座などで爪講座の専門家としても活動中。
・アスリートネイル協会 認定アドバイザー
・アスリートネイル協会 認定ネイルトレーナー
・スポーツシューフィッターアドバンス
・JNEC ネイリスト検定1級
・JNA ジェル検定上級
・ネイルサロン 衛生管理士
・巻き爪矯正 B/S ブレイス QUICK
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