チアリーディング|笑顔咲く 爪ととのえた チアリーダー|爪の見立てFile.68
写真から「なぜ、その爪の状態になったのか?」をスポーツ、健康、爪の機能の視点から考察して原因を分析し、カウンセリングと施術に活かす爪の見立て。
爪を観察すると、体に起きてる状況と変化が分かります。
同じ爪のトラブルを繰り返さない予防の観点からも、原因を考えることはとても大切です。
このページの内容
爪の見立て事例|30代・女性・チアリーディング
今回は、30代・女性・チアリーディングをしている方の足の爪を、アスリートネイルトレーナー 大塚裕司の見立てで紹介します。
ネイルケア施術前の爪の様子
ご来店された時は、下の写真のような足の爪の状態でした。
現状の爪の状態を知り、どうしてこのような爪になったのか?、またこの爪の状態を放っておくとどうなるのか?
そして、爪の状態を良くしていく具体的な方法について、爪の原因分析とネイルケアの提案をセットにして紹介します。
大塚裕司の爪の見立て(原因分析)と提案
体の使い方と爪の関係を解き明かす、tsumeplus代表の大塚です
今回の見立ては、チアリーディングをされている30代女性の足爪です。
足の親指に痛みがあって相談にいらっしゃいました。
よく見ると、親指の爪だけ、ちょっと分厚い感じがしますが…。
tsumeplusの爪の見立ては、現象を知って、原因を追究して、施術に生かす。
原因を特定するから、施術効率が高まります。
結果、お客様のお悩みを最短で解決しやすいので、施術者もお客様もダブルでハッピー!
「いいな」と思ったら取り入れてみてくださいね!
さて、この方のチアのスタンツのポジションは、上に乗るトップか?
それとも、下で支えるベースか?
チアリーディングのポジションよっても、カウンセリングが変わります。
他のスポーツにはないチアリーディングならではの特徴を踏まえて、親指の痛みを一緒に考えていきましょう!
30代女性、チアリーディングの足爪の分析
爪の真上と正面の写真から、次のような爪の特徴が見られます。
- 全体的に乾燥が見られる
- 爪先は靴の中で擦れて二枚爪、爪割れが見られる
- 親指の爪の両サイドに赤み
チアリーディングの競技特性
またチアリーディングの競技特性として、スタンツという組体操のような独特な演技技術があります。
- トップ、ハイトップ、ミドルは足を掴まれる
- ベース、グランドベースは自重以上の荷重がかかる
- リズミカルにダンスもする
総じて見ると、チアリーディングの演技ダンスと爪の乾燥が重なって、爪先から負担をかけてしまっているようです。
チアリーディングの親指の痛みの原因
では、痛みがある親指はどうでしょうか?
親指の爪の周りに痛みの原因があるはずですが、今回の足爪で注目したのは、2つです。
- 親指の爪の両サイドの赤み
- 親指の爪がうねっていること
この2点について、こんな原因が考えられます!
①親指の爪の両サイドの赤み
赤みがあるのは、食い込みがあること。
爪の縁で皮膚にストレスが溜まっています。
爪を正面から見た写真を見るとよく分かりますが、写真に向かって親指の爪の右側が垂直に皮膚に埋まっていますね。
爪先あたりでは、指の先端に角質化も見られます。
それほど足のインサイドに体重がかかり圧迫されたり、擦れているのでしょう。
もしベースのポジションだと、上に乗るトップの体重がプラスされて、足指にかかるので食い込みは一際強くなっていると見立てられます。
②親指の爪がうねっていること
よく見ると親指の爪のサイドライン(両側)が、波打って、うねっています。
どうして波打っているかは、もっとカウンセリングしてみないと不明ですが、ジェルかコーティングで補強しているかもしれません。
なぜなら、一般的に親指は他の爪より厚い傾向がありますが、それを加味しても分厚いように見えるからです。
また親指以外の4趾には爪の縦しわが見られますが、親指はそれが見られないこともジェルかコーティングしてる可能性が伺えます。
縦筋・縦しわは、通常だと親指に強く見られるので、お客様と対面した時には聞いたり触ったりして確認したいポイントですね!
補強材が爪の横溝に溜まって、爪の横を余計に圧迫しているかも!?
横溝をスキンダウンして詳しく見てみたいところです。
あと、もしトップのポジションだと、ベースの選手に足を手で掴まれるので、その際に食い込みがもっと痛むことも考えられます。
そうなるとちょっとした痛みでもスタンツが不安定になる可能性があり、演技の出来映えが劣ってしまうリスクが出てきます。
そんなの、絶対イヤですよね?
親指の痛みをやわらげるには…
でも、そうならない方法も紹介させてください!
しっかりと痛みの原因を取り除くためには、スポーツと爪の専門家であるネイルトレーナーに相談いただくことをおすすめします!
自分で痛みの原因を見つけて、取り除くのはセルフケアではなかなかできません。
痛みの原因がなくなったら、チアリーディングに支障がない爪の長さをキープし、爪の保湿をすることで、爪は、どんどん健康的に整っていきます。
ぜひ痛みなしで、笑顔でチアを輝かせましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、大塚裕司の爪の見立てで30代・女性・チアリーディングをしている方の足の爪を詳しく見てきました。
大塚裕司の爪の原因分析からネイルケアの提案をまとめると、次のようになります。
①現状の爪の状態
- 二枚爪
- 浮き指
- 親指の爪の食い込み
②爪の見立て(原因分析)
- 親指の横溝が深く、詰まりものがある
- サイドラインが乾燥の傾向
- チアリーディング中の足指の負荷
③爪のケア方法の提案
- 適切な爪の長さに整える
- 爪を保湿する
- 痛みの原因をネイルトレーナーに相談する
自宅で1分の保湿ケア習慣で強い爪に!
「EMUCARE(エミュケア) 肌爪オイル」は、スポーツ選手やアスレチックトレーナーがクールダウンのマッサージで愛用するエミューオイルをベースに作られた、健康スポーツ専用の肌爪オイルです。
爪だけでなく、皮膚も含めた指先全体を整えるので、ホームコンディショニングにおすすめです
アスリートネイルトレーナーが爪のお悩みをカウンセリングします
今回は写真から「なぜ、その爪の状態になったのか?」をスポーツ、健康、爪の機能の視点から考察して原因を分析して、30代・女性・チアリーディングをしている方の足の爪のネイルケアを紹介しました。
スポーツや健康視点で爪の機能性を発揮させることを考えると、おしゃれのネイルのように、ツヤツヤでキレイにしない理由が、ここにあります。
スポーツや健康面で「自分の爪の場合はどのようにしたらいいのか?」と爪でお悩みの方は、ぜひ下のボタンからご相談ください。
今回は写真から分かる情報でのネイルケアの方法でしたが、実際にアスリートネイルトレーナーがあなたの爪を見て、触って、丁寧にカウンセリングし、よりあなたに合った爪のお手入れをアドバイスさせていただきます。
今回紹介した爪を事例に、爪の専門家の別のネイルトレーナーが見立てた記事もあわせてよく読まれています。
爪の見立てFile.67〜69「30代・女性・チアリーディング」
この事例の30代・女性・チアリーディングをしている方の足の爪について、3人のネイルトレーナーがそれぞれの立場から考察しています。爪の見方を多角的に学んで、爪の見立ての精度を上げ、カウンセリングに活かしましょう。
監修者・執筆者
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マラソンで自身の膝トラブルの原因が爪にあることに気付き、爪に深い興味を抱く。
その後、3万の爪をケアしてきたネイルサロンオーナーを経て「爪と身体の関係」を研究。TOKYO2020オリンピックパラリンピック選手村でネイルケアを提供する。「爪と運動力学」を視点に独自の分析理論を持ち、国立大学と共同研究、元日本代表選手のサポート、メディアや講演等に出演し爪の重要性を啓発する。
・アスリートネイル協会 認定アドバイザー
・アスリートネイル協会 認定ネイルトレーナー
・爪切り指導士
・熱中症対策アドバイザー
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