野球投手|投手の爪は「皮膚」で守る|爪の見立てFile.32
写真から「なぜ、その爪の状態になったのか?」をスポーツ、健康、爪の機能の視点から考察して原因を分析し、カウンセリングと施術に活かす爪の見立て。
爪を観察すると、体に起きてる状況と変化が分かります。
同じ爪のトラブルを繰り返さない予防の観点からも、原因を考えることはとても大切です。
このページの内容
爪の見立て事例|10代・男性・野球投手
今回は、10代・男性の野球投手の手の爪を、アスリートネイルトレーナー 大塚裕司の見立てで紹介します。
ネイルケア施術前の爪の様子
ご来店された時は、下の写真のような手の爪の状態でした。
現状の爪の状態を知り、どうしてこのような爪になったのか?、またこの爪の状態を放っておくとどうなるのか?
そして、爪の状態を良くしていく具体的な方法について、爪の原因分析とネイルケアの提案をセットにして紹介します。
大塚裕司の爪の見立て(原因分析)と提案
体の使い方と爪の関係を解き明かす、tsumeplus代表の大塚です
前回の「野球の爪割れ対策①」はもうご覧になりましたか?
▶︎ 関連記事「野球投手|投手の爪割れはコレで予防できます|爪の見立てFile.29」
今日は3週連続で野球特集の第2弾!
野球に付き物とされている爪割れは、本当に付き物なのか?
野球視点で爪と体を深く掘り下げていきましょう!
「僕の爪は割れにくい!なぜなら、爪が割れる理由を知っているからだ」
一般的には、爪が割れた時、ボールが爪に引っかかったからだと考える。
でも、僕は違う…。
爪割れの原因は、爪よりも、むしろ「皮膚」にある。
爪を守るために必要なのは、2つのクッション
爪を守るために必要なのは、指先にある2つのクッションを生かすことです。
- 爪に直接衝撃がかからないようにする皮膚のクッション
- 爪自体の柔軟性を生かしたクッション
この2つのクッションが爪割れの直接的な原因となる「爪とボールの接触衝撃」を軽減してくれます!
もう一度、今回の写真を見てみましょう。
爪の両側の皮膚は、右側だけ後退して見えないでしょうか?
これで爪は守れるだろうか?
そもそもどうしてこうなってしまったのか?
その原因が、皮膚の壁が崩壊してしまっていることです。
爪割れを予防する爪と皮膚の2つのアプローチ
投手にとって爪割れは、致命傷です。
少しでも良い状態にしたいものですよね。
今まで見てきたように、爪を守るには、爪と皮膚の2つにアプローチするのがベスト!
例えば、今回の例の爪では、こんなケア方法がおすすめ。
①爪のおすすめケア
爪のおすすめケアは、爪やすりで爪の先端を滑らかに整え、保湿をして爪の柔軟性を高めることです。
- 爪やすり(ざらつきなく、短く)
- 保湿(こまめに)
②皮膚のおすすめケア
皮膚のおすすめケアは、角質を厚すぎず、薄すぎずに爪やすりを使ってコントロールすることです。
- 角質ケア(皮膚の壁を元に戻す)
でも、一番良くないのは、正しいゴールが分からずに自分流で誤ったケアを続けること。
人それぞれ顔が異なるように、爪もぜんぜん違います。
自分に合ったケアの方法を知りたい場合は、スポーツと爪の専門家ネイルトレーナーに相談しよう!
もっと詳しく知りたい方は、ぜひtsumeplusのネイルトレーナーに相談ください
あなたに合った爪ケアをアドバイスします
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、大塚裕司の爪の見立てで10代・男性の野球投手の手の爪を詳しく見てきました。
大塚裕司の爪の原因分析からネイルケアの提案をまとめると、次のようになります。
①現状の爪の状態
- 爪の右側の皮膚の後退
- 爪割れ
- 皮下出血あり
②爪の見立て(原因分析)
- マメ等が皮膚の壁を破壊
- 爪の外力吸収力の低下
③爪のケア方法の提案
- プロの角質ケア
- 念入りな保湿ホームケア
自宅で1分の保湿ケア習慣で強い爪に!
「EMUCARE(エミュケア) 肌爪オイル」は、スポーツ選手やアスレチックトレーナーがクールダウンのマッサージで愛用するエミューオイルをベースに作られた、健康スポーツ専用の肌爪オイルです。
爪だけでなく、皮膚も含めた指先全体を整えるので、ホームコンディショニングにおすすめです
アスリートネイルトレーナーが爪のお悩みをカウンセリングします
今回は写真から「なぜ、その爪の状態になったのか?」をスポーツ、健康、爪の機能の視点から考察して原因を分析して、10代・男性・野球の手の爪のネイルケアを紹介しました。
スポーツや健康視点で爪の機能性を発揮させることを考えると、おしゃれのネイルのように、ツヤツヤでキレイにしない理由が、ここにあります。
スポーツや健康面で「自分の爪の場合はどのようにしたらいいのか?」と爪でお悩みの方は、ぜひ下のボタンからご相談ください。
今回は写真から分かる情報でのネイルケアの方法でしたが、実際にアスリートネイルトレーナーがあなたの爪を見て、触って、丁寧にカウンセリングし、よりあなたに合った爪のお手入れをアドバイスさせていただきます。
今回紹介した爪を事例に、爪の専門家の別のネイルトレーナーが見立てた記事もあわせてよく読まれています。
爪の見立てFile.31〜33「10代・男性・野球」
この事例の野球の手の爪について、3人のネイルトレーナーがそれぞれの立場から考察しています。爪の見方を多角的に学んで、爪の見立ての精度を上げ、カウンセリングに活かしましょう。
監修者・執筆者
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マラソンで自身の膝トラブルの原因が爪にあることに気付き、爪に深い興味を抱く。
その後、3万の爪をケアしてきたネイルサロンオーナーを経て「爪と身体の関係」を研究。TOKYO2020オリンピックパラリンピック選手村でネイルケアを提供する。「爪と運動力学」を視点に独自の分析理論を持ち、国立大学と共同研究、元日本代表選手のサポート、メディアや講演等に出演し爪の重要性を啓発する。
・アスリートネイル協会 認定アドバイザー
・アスリートネイル協会 認定ネイルトレーナー
・爪切り指導士
・熱中症対策アドバイザー
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