ランニング|体の細部で差がつくトレーナーの真価|爪の見立てFile.20
写真から「なぜ、その爪の状態になったのか?」をスポーツ、健康、爪の機能の視点から考察して原因を分析し、カウンセリングと施術に活かす爪の見立て。
爪を観察すると、体に起きてる状況と変化が分かります。
同じ爪のトラブルを繰り返さない予防の観点からも、原因を考えることはとても大切です。
このページの内容
爪の見立て事例|40代・男性・ランナー
今回は、40代・男性のランナーの足爪を、アスリートネイルトレーナー 大塚裕司の見立てで紹介します。
ネイルケア施術前の爪の様子
ご来店された時は、下の写真のような足爪の状態でした。
現状の爪の状態を知り、どうしてこのような爪になったのか?、またこの爪の状態を放っておくとどうなるのか?
そして、爪の状態を良くしていく具体的な方法について、爪の原因分析とネイルケアの提案をセットにして紹介します。
大塚裕司の爪の見立て(原因分析)と提案
爪には爪のコンディショニングがあるって知っていますか?
トレーニング視点で爪を分析するtsumeplus代表の大塚です。
筋肉やバネで作られたパワーは最終的に指先から放たれます。
その指先の爪が2枚目の写真の状態の時、トレーナーとしてどう思いますか?
- 「なんとなく良くないのは分かるなぁ…」
- 「でも、何をしたら良くなるのか分からない」
- 「そもそも爪なんて考えたことない」
実は、ここが分かれ道!
爪は専門知識を習得した人が少ないわりにスポーツのレベルが高くなるほど差がつく部位。
爪の役割を知れば、爪にトラブルがなくても選手をレベルアップさせることが明確にできるので、気になる方は、ぜひ読み進めてご自身のトレーナー活動にご活用ください。
さぁ、ランナーの足爪の見立て!
今回は、写真の親指に注目しよう!
この足爪の一番の課題は、人差し指側の斜めに切られた爪切りです。
斜め切りで爪がない部分は、床反力を受け止められず力がうまくかけられず走力に悪影響が出ます。
これがパフォーマンス低下の一因に!
爪を斜めに切っている理由は、人差し指に当たっているからでしょう。
よく見ると、爪に縦の白い線があるので、爪が乾燥してるのが分かります。
爪が乾燥すると、硬くなり、指に当たると違和感が生まれ痛さも感じます。
でも、水分を含んだ爪は、柔軟性があり、そんな嫌な指あたりを軽減してくれます。
原理は、段ボールと一緒。
乾いていると、皮膚を切ることもあるけど、湿ったものは、そうなりませんよね。
それでは、この爪を良くする方法は、どうしたら?
アスリートネイルトレーナーが提案できる改善プランは、爪切り、甘皮ケア、角質除去、靴の見直しなど10通り以上はあります。
でも、もし最優先でやるべきことを挙げるならまずは「爪の保湿だけ」でも集中してやろう。
朝起きた時と、夜寝る前だけでも毎日保湿をやってみよう!
ネットでは足の爪は四角く角だけ丸くするスクエアオフが良いと言われているが、そうするのは保湿が習慣化できた後でも悪くない。
正しいケアには、正しい手順があります。
まずは爪が伸びても問題が起こりにくい指先環境を保湿をすることで整えていこう!
なぜなら、保湿をせず爪切りだけだとまた指当たりが気になり爪を切りたくなる他、別のトラブルに発展すると予測されるから。
逆に保湿をすると、爪割れを防ぐなど、爪切りの本来のメリットが高まります
最終的なゴールは、爪の形を整えることではなく、スポーツパフォーマンスを発揮すること!
このランナーの足爪の場合は、その一歩が「爪の保湿」から始まります。
今日の内容を、あなたの爪ケアにぜひお役立てください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、大塚裕司の爪の見立てで40代・男性のランナーの足爪を詳しく見てきました。
大塚裕司の爪の原因分析からネイルケアの提案をまとめると、次のようになります。
①現状の爪の状態
- 斜めに切った爪
- 爪の縦割れ
②爪の見立て(原因分析)
- 爪が人差し指にあたる
- 誤った爪切り
③爪のケア方法の提案
- まずは朝夜の保湿
- 爪やすりを覚える
自宅で1分の保湿ケア習慣で強い爪に!
「EMUCARE(エミュケア) 肌爪オイル」は、スポーツ選手やアスレチックトレーナーがクールダウンのマッサージで愛用するエミューオイルをベースに作られた、健康スポーツ専用の肌爪オイルです。
爪だけでなく、皮膚も含めた指先全体を整えるので、ホームコンディショニングにおすすめです
アスリートネイルトレーナーが爪のお悩みをカウンセリングします
今回は写真から「なぜ、その爪の状態になったのか?」をスポーツ、健康、爪の機能の視点から考察して原因を分析して、40代・男性のランナーの足爪のネイルケアを紹介しました。
スポーツや健康視点で爪の機能性を発揮させることを考えると、おしゃれのネイルのように、ツヤツヤでキレイにしない理由が、ここにあります。
スポーツや健康面で「自分の爪の場合はどのようにしたらいいのか?」と爪でお悩みの方は、ぜひ下のボタンからご相談ください。
今回は写真から分かる情報でのネイルケアの方法でしたが、実際にアスリートネイルトレーナーがあなたの爪を見て、触って、丁寧にカウンセリングし、よりあなたに合った爪のお手入れをアドバイスさせていただきます。
今回紹介した爪を事例に、他の専門家が見立てた記事もあわせてよく読まれています。
爪の見立てFile.19〜21「40代・男性・ランナー」
ランニングで負担がかかるこの事例の足爪について、3人のネイルトレーナーがそれぞれの立場から考察しています。
監修者・執筆者
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マラソンで自身の膝トラブルの原因が爪にあることに気付き、爪に深い興味を抱く。
その後、3万の爪をケアしてきたネイルサロンオーナーを経て「爪と身体の関係」を研究。TOKYO2020オリンピックパラリンピック選手村でネイルケアを提供する。「爪と運動力学」を視点に独自の分析理論を持ち、国立大学と共同研究、元日本代表選手のサポート、メディアや講演等に出演し爪の重要性を啓発する。
・アスリートネイル協会 認定アドバイザー
・アスリートネイル協会 認定ネイルトレーナー
・爪切り指導士
・熱中症対策アドバイザー
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