サッカー|サッカー界の救世主!?アスリートネイルの力|爪の見立てFile.38
写真から「なぜ、その爪の状態になったのか?」をスポーツ、健康、爪の機能の視点から考察して原因を分析し、カウンセリングと施術に活かす爪の見立て。
爪を観察すると、体に起きてる状況と変化が分かります。
同じ爪のトラブルを繰り返さない予防の観点からも、原因を考えることはとても大切です。
このページの内容
爪の見立て事例|10代・男性・サッカー
今回は、10代・男性のサッカーの足の爪を、アスリートネイルトレーナー 大塚裕司の見立てで紹介します。
ネイルケア施術前の爪の様子
ご来店された時は、下の写真のような足の爪の状態でした。
現状の爪の状態を知り、どうしてこのような爪になったのか?、またこの爪の状態を放っておくとどうなるのか?
そして、爪の状態を良くしていく具体的な方法について、爪の原因分析とネイルケアの提案をセットにして紹介します。
大塚裕司の爪の見立て(原因分析)と提案
体の使い方と爪の関係を解き明かす、tsumeplus代表の大塚です。
サッカープレーヤーのみなさん、「アスリートネイル」って聞いたことはありますか?
「アスリートネイル」は、一般社団法人アスリートネイル協会が提唱する爪の保護と強化を行う爪のメンテナンスのこと。
それにプラスして、私がアスリートネイルトレーナーとして現場に向き合い感じることを、自分なりに表現すると…
アスリートネイルは、コンディショニングである
アスリートネイルは、体の使い方に爪を合わせ、実力を出し切るためのコンディショニングだと捉えています。
コンディショニングなので、好調と不調があります!
爪の場合、好調と不調を分かつ要素は、「爪の長さ」と「爪の形」です。
今回の爪の見立ては、10代・男性・サッカー選手です。
上に載せたこの爪は、どうでしょうか?
親指の爪を、斜めにカットされていますね。
これが本人にとってサッカーをしやすいベストな答えだったのでしょう。
プレーする感覚は本人が一番よく知っているので、これが間違いだとは言えません…
でも、一見良さそうな爪でも、アスリートネイルトレーナーから見るとパフォーマンスをさらにアップさせるヒントがいくつも見つかり、「より強く、より怪我しにくい爪」に育てられます。
それが、アスリートネイルの良いところです。
斜めに切った足爪のサッカーパフォーマンスリスク
この爪も、実は、そんな爪なんです。
では、どんなところに改善のヒントがあるのか?
詳しく見ていきましょう!
まずは、この選手の利き足はどっちでしょうか?それによって、改善の提案が分かれます
もし右利きだったら…
写真の足は左足なので、主に軸足となるでしょう。
軸足だから、床反力を受け止めてバランスを保つようにしたいのですが、斜めにカットした部分は、爪がないため、床反力を100%受け止められません。
爪を斜めにカットした理由は、おそらく2パターン考えられます。
- 軸足に荷重がかかり、爪が皮膚に食い込んで痛かった。
- 練習の繰り返しで、徐々に爪先の白い部分が横に回り込むように大きくなって邪魔になった。
2の理由では、隣の人差し指や中指にもそんな傾向が見られますね。
もし左利きだったら…
爪が欠けている部分は、トゥーキックやインフロントキックで影響を受ける場所です。
軸足にかかるググッと押し込まれるような圧迫と違い、ボールを蹴る瞬間的な衝撃に痛みや違和感を感じないようにするため、斜めに切ったと見立てられます。
斜めに切った爪を改善していく方法
提案としては、爪が欠けた部分に皮膚と密着したピンク色の爪を育てること。
それだけで、軸足の食い込みが予防でき、しっかり踏ん張り、強く蹴ることができます。
欠けた部分が、爪先のような白い爪になると、衝撃に対して歪みが生じ、違和感が出ますが、爪のピンクの部分は皮膚と密着しているので、そういうことはほとんどありません。
アスリートネイルの力
このように「自分の体の使い方にとって、適正な爪を育てる」ことが、アスリートネイルの力です。
「ピンクの爪の育て方が分からない?」そんな声もよくいただきますが、そのために、私たちスポーツと爪の専門家であるアスリートネイルトレーナーがいます。
爪はまだまだ未開の領域で専門知識が必要なので、自分で対処せずお任せください。
一番良いのは、痛みも自覚症状もない時に、私たちに見せていただくことです。
今回のように改善点が見つかると、パフォーマンスが上がる余地が発見できます。
逆に、爪の切り方に何も問題ないと分かるだけでも「これで良かったんだ」って本人の爪切りなどのセルフケアに自信が持てるようになります。
爪は怪我する前が、一番大事!ぜひお気軽にご相談くださいませ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、大塚裕司の爪の見立てで10代・男性のサッカーの足の爪を詳しく見てきました。
大塚裕司の爪の原因分析からネイルケアの提案をまとめると、次のようになります。
①現状の爪の状態
- 斜めに切った爪
②爪の見立て(原因分析)
- 軸足の荷重による痛み
- 蹴りの衝撃による痛み
③爪のケア方法の提案
- 皮膚と密着したピンクの爪を育てる
自宅で1分の保湿ケア習慣で強い爪に!
「EMUCARE(エミュケア) 肌爪オイル」は、スポーツ選手やアスレチックトレーナーがクールダウンのマッサージで愛用するエミューオイルをベースに作られた、健康スポーツ専用の肌爪オイルです。
爪だけでなく、皮膚も含めた指先全体を整えるので、ホームコンディショニングにおすすめです
アスリートネイルトレーナーが爪のお悩みをカウンセリングします
今回は写真から「なぜ、その爪の状態になったのか?」をスポーツ、健康、爪の機能の視点から考察して原因を分析して、10代・男性・サッカーの足の爪のネイルケアを紹介しました。
スポーツや健康視点で爪の機能性を発揮させることを考えると、おしゃれのネイルのように、ツヤツヤでキレイにしない理由が、ここにあります。
スポーツや健康面で「自分の爪の場合はどのようにしたらいいのか?」と爪でお悩みの方は、ぜひ下のボタンからご相談ください。
今回は写真から分かる情報でのネイルケアの方法でしたが、実際にアスリートネイルトレーナーがあなたの爪を見て、触って、丁寧にカウンセリングし、よりあなたに合った爪のお手入れをアドバイスさせていただきます。
今回紹介した爪を事例に、爪の専門家の別のネイルトレーナーが見立てた記事もあわせてよく読まれています。
爪の見立てFile.37〜39「10代・男性・サッカー」
この事例のサッカーの足の爪について、3人のネイルトレーナーがそれぞれの立場から考察しています。爪の見方を多角的に学んで、爪の見立ての精度を上げ、カウンセリングに活かしましょう。
監修者・執筆者
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マラソンで自身の膝トラブルの原因が爪にあることに気付き、爪に深い興味を抱く。
その後、3万の爪をケアしてきたネイルサロンオーナーを経て「爪と身体の関係」を研究。TOKYO2020オリンピックパラリンピック選手村でネイルケアを提供する。「爪と運動力学」を視点に独自の分析理論を持ち、国立大学と共同研究、元日本代表選手のサポート、メディアや講演等に出演し爪の重要性を啓発する。
・アスリートネイル協会 認定アドバイザー
・アスリートネイル協会 認定ネイルトレーナー
・爪切り指導士
・熱中症対策アドバイザー
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