写真から「なぜ、その爪の状態になったのか？」をスポーツ、健康、爪の機能の視点から考察して原因を分析し、カウンセリングと施術に活かす爪の見立て。

爪を観察すると、体に起きてる状況と変化が分かります。

同じ爪のトラブルを繰り返さない予防の観点からも、原因を考えることはとても大切です。

爪の見立て事例｜60代・男性・ランナー

今回は、60代・男性のランナーの足爪を、アスリートネイルトレーナー 木村春香の見立てで紹介します。

ネイルケア施術前の写真

下の写真のように、左足の親指が黒くなっています。

①現状の爪の状態

• 爪が長い
• 爪下出血
• 横筋
• 亀裂

②爪の見立て（原因分析）

• 靴の中での指の収まり方と爪の適正な長さ
• 乾燥
• 剥離

③爪のケア方法の提案

• ベストな爪の長さ
• 爪と皮膚の間の剥離部のケア
• 保湿

木村春香が爪の見立てを詳しく解説

ベストな爪の長さではなく長すぎたままで走ってしまったのか、それが原因で爪下出血を起こしてしまったのではないかと推測されます。

爪下出血を起こしてしまった爪は、現状痛みがあるか、腫れはあるかまず伺い、よく観察します。

まだ、起きてしまったばかりの状態ならしばらく痛みが続くので　まずは、病院の受診をお勧めします。

炎症が治まり、痛みもない状態になったらケアをスタート。爪下出血をすると剥離することが多いので、剥離の状態からチェックをします。

爪と皮膚の部分は、しっかりとくっついているのかこれから剥離を起こしそうなのかを確認をし、もし剥離をおこしているようなら、引っかかって第二のトラブルにならないよう爪を短めにカットするようにしています。

そしてその剥離してしまったポケットにゴミや角質などがたまったりすると衛生的にも心配です。その部分に菌なども発生しやすくなってしまうので丁寧に取り除きケアをすることも大切だと思います。

横に白く線が入っています。
筋になって跡になっているだけなのか、爪がもう亀裂してしまっているのかも気になるところです。

第二指は、写真でもハッキリとわかる縦割れの亀裂があります。

爪が乾燥している状態で、縦に亀裂があると、どんどん奥に裂けてしまうのでとても危険です。

しっかりと保湿をして、乾燥を防ぐことをご提案します。

もし亀裂が続くようなら一度、亀裂補正でジェルコーティングをすると引っ掛かりなく伸ばすことができるので、近く長距離の練習や大会があるのかを伺ってタイミングをみて一度ご提案するのもよいかもしれません。

ネイルケア施術後の写真

ネイルケア施術後は、下の写真のようになりました。

自宅で１分の保湿ケア習慣で強い爪に！

「EMUCARE(エミュケア) 肌爪オイル」は、スポーツ選手やアスレチックトレーナーがクールダウンのマッサージで愛用するエミューオイルをベースに作られた、健康スポーツ専用の肌爪オイルです。

爪だけでなく、皮膚も含めた指先全体を整えるので、ホームコンディショニングにおすすめです

美容と違い、スポーツや健康視点でのネイルケア

おしゃれのネイルのように、ツヤツヤでキレイにしないのには理由があります。

今回は「爪の見立て」の紹介なのでここまでですが、もっと詳しく知りたい方は、tsumeplusにお問合せくださいませ。

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