写真から「なぜ、その爪の状態になったのか？」をスポーツ、健康、爪の機能の視点から考察して原因を分析し、カウンセリングと施術に活かす爪の見立て。

爪を観察すると、体に起きてる状況と変化が分かります。

同じ爪のトラブルを繰り返さない予防の観点からも、原因を考えることはとても大切です。

爪の見立て事例｜40代・女性・ランナー

今回は、40代・女性のランナーの足爪を、アスリートネイルトレーナー 木村春香の見立てで紹介します。

ネイルケア施術前の写真

右足の親指の爪が、下の写真のような状態になっています。

①現状の爪の状態

• 巻き爪
• 剥離
• 隣の指同士の干渉
• 第二指が真下に向いている

②爪の見立て（原因分析）

• 外反母趾
• 爪の肥厚や組織がモロモロ
• 足裏の胼胝

③爪のケア方法の提案

• テーピングなどによる外反母趾の圧痛改善
• 指の運動で筋力アップ
• 五本指ソックスを試してみる

木村春香が爪の見立てを詳しく解説します

外反母趾による指の変形で隣の指を干渉してますね。

指先が真っ直ぐしっかりと使えていなく、第二指、三指が横向きになってしまい親指と向かい合う状態に。

爪もそれに伴い横向きになって地面をとらえられていない為、巻き爪に繋がっていると思われます。

そしてその症状がどんどん大きくなってきて、剥離まで引き起こしてしまっているのかも！？

指同士の干渉が多く隣の指を傷つけてしまったりしている時は、五本指ソックスを使うと皮膚同士の接触を抑えられ、クッションの働きがあるので良いかもしれませんね。

次に気になる点は、第二指が、真下に向かっていること。

このような場合、肥厚してしまったり爪の組織が変わって爪がモロモロしまうことがあります。

ランナーさんなので、常に爪を長くならないよう放置したりせず、定期的にネイルトレーナーのケアをおすすめいたします。

左親指のアウトサイドは、回内の動きが強く出てしまっていて胼胝がありこの様子だと足裏も母趾球から小趾球にかけての中央広くに胼胝ができそこでバランスを取っていると思われます。

圧痛があるようなら外反母趾で当たる部分の靴のアッパーは、柔らかいものを選び、回内を抑制する働きのあるような踵がしっかりホールドされるようなシューズ、またはインソールで足部を整えてあげるのが良いと思います。

テーピングを使って外反母趾の抑制するのもおすすめです。

外反母趾が悪化しないように毎日少しづつ指の運動もすると良いかもしれませんね！

ネイルケア施術後の写真

ネイルケア施術後は、下の写真のようになりました。

自宅で１分の保湿ケア習慣で強い爪に！

「EMUCARE(エミュケア) 肌爪オイル」は、スポーツ選手やアスレチックトレーナーがクールダウンのマッサージで愛用するエミューオイルをベースに作られた、健康スポーツ専用の肌爪オイルです。

爪だけでなく、皮膚も含めた指先全体を整えるので、ホームコンディショニングにおすすめです

美容と違い、スポーツや健康視点でのネイルケア

おしゃれのネイルのように、ツヤツヤでキレイにしないのには理由があります。

今回は「爪の見立て」の紹介なのでここまでですが、もっと詳しく知りたい方は、tsumeplusにお問合せくださいませ。

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